4000年の歴史!カルナック神殿へ | 新王国時代を象徴する遺跡【エジプト・ルクソール】

旅行記

エジプトの古都ルクソール。4000年前にタイムスリップ!

ルクソールは古代エジプトではテーベと言われていた都市で、中王国、新王国王朝の首都となっていた場所です。
新王国王朝のファラオは古代エジプトの中でも特に有名で、トトメス3世やラムセス2世、アメンホテプ2世、ツタンカーメンなどはこの時代の人物です。

そのためルクソールは見どころが盛りだくさん!とても素敵で訪れてよかったです。

記事を書いていたらすごく長くなってしまったため、周った場所を4回にわけて紹介します!笑
今回は東岸のカルナック神殿についてです。

カルナック神殿以外のルクソールの旅行記は下記からご覧ください👇👇
● 歴史が織りなすルクソール神殿
● 王家の谷お墓めぐりの旅
● 最も美しい墓?王妃の谷・ネフェルタリの墓へ

ルクソールの観光方法については下記の記事でご紹介しています!

ルクソールの観光方法・モデルコース | ツアーかタクシーチャーターか?自転車での遺跡巡りも可能!【エジプト・ルクソール】
ルクソールでの観光方法は主に三つで、ツアー、タクシーチャーター、自転車があります。個人的にはツアー利用がおすすめです。メジャーな観光コースでしたら一日で東岸・西岸の両方を周ることができます。
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カルナック神殿とは

カルナック神殿は、エジプト神話のアメン、ムト、モンチュの三柱を祀った神殿です。

中王国時代のBC21世紀ごろに三柱に捧げる神殿として建てられたものが起源となっていて、そこに新王国時代の歴代のファラオが大きな増築を施していき、非常に大規模な複合神殿となりました。

なかでも一番大きいのが、エジプト神話で最重要と言っても過言ではないアメンを祀ったアメン大神殿となっています。

古代エジプト時代の当初、アメンは上エジプト(ナイル上流地域)のなかのテーベ地方のいち豊穣神であり、神格も高くありませんでした。

ところが、中王国時代に入り中央勢力がメンフィスのある下エジプト(ナイルデルタ地域)からテーベのある上エジプトに移るにつれて、テーベの地方神であったアメンはその神格を増していきました。
そしてついには古王国時代から信仰の厚かった太陽神ラーと結び付けられ、アメン・ラーとしてエジプト神話の主神に至りました

中王国、新王国のファラオはこのアメンの化身とも見なされていて、ファラオの名前にも多く使われています。
アメンホテプ2世やツタンカーメンなどなど。

このようにエジプト神話で非常に神聖なアメンを祀ったのがカルナック神殿のアメン大神殿になります。

歴代の王が建造に携わった新王国王朝の象徴とも言える遺跡で、古代エジプトの遺跡のなかでも特に見どころの多いものなのです。

ちなみに入場料は220EGPでした。

最新の入場料は以下の記事でまとめています。

【2024年最新】エジプト観光地の入場料 | ピラミッドや王家の谷など主な遺跡・博物館のチケット料金一覧【エジプト】
ピラミッドや王家の谷、考古学博物館、カルナック神殿、アブシンベル神殿などエジプトの主要な観光地の最新の入場料をまとめています。カイロやギザ、ルクソール、アスワン、アレクサンドリアなど各地域の観光地を一覧にしました。

 

いざアメン大神殿へ!

前置きが長くなってしまいました。本題に入ります!
今回わたしが見たのはカルナック神殿のアメン大神殿のエリアになります。

どどん!

前庭にあるラムセス3世神殿の入り口です。

さらにどどん。

圧巻の「大列柱室」というエリアです。
アメンホテプ3世がつくり始め、ラムセス2世によって竣工されました。

巨大な石柱が立ち並び、王や王妃、神などのレリーフがくっきり刻まれており、これを古代の人々が作ったのかと、その技術力に感嘆しました。

奥のほうにはオベリスクが立っています。
オベリスクは「針」や「小さな串」の意味で、神殿のモニュメントとしてなんと1枚の石から造られているそうです。

当時の戦闘の様子を描いた壁画などもあります。
カデシュの戦い後に成立したエジプト・ヒッタイト平和条約(成文化された世界初の平和条約)の文面なども壁に残されていましたが、写真をとるのをすっかり忘れてしまいました。。

人の大きさと比べてもわかるように、とにかく本当に大きく、広い神殿でした。約65ヘクタール(東京ドームの約13個分)ということです。

左手に見えているのはスフィンクス像です。

 

ルクソール神殿編に続く~

次回はルクソール神殿を紹介します!

ちなみに、4月だからと大丈夫だろうとなめていましたが、ルクソールは日差しがすごくとても暑かったです。
春から夏にいかれる方は帽子・サングラス・日焼け止めが必須かと思います

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