クロアチアの玄関口ザグレブ。
クロアチアというとドブロブニクが有名です。
しかしながら、ザグレブもノスタルジックな雰囲気がありつつ首都としての活気もあってとても素敵な場所でした!!
今回と次回の二回に分けてザグレブについての記事を書きたいと思います。
ザグレブの周り方!
ザグレブは主要な観光スポットが中心街に集まるコンパクトな街。
主な観光スポットをめぐるだけでしたら半日程度でも周ることができるかと思います。
首都とあってレストランやショップがたくさんあります。他のクロアチアの観光都市と比べると物価が安めな点も良かったです!
街の北のほうには風情ある旧市街も残っており、クロアチアの魅力を凝縮したような街でした。
ザグレブ観光は基本的には徒歩だけで周ることができます。
イェラチッチ広場のある繁華街を中心に、北の旧市街や南の新市街へ歩いて繰り出すことができます。
市内の公共交通機関としてはトラムやバスがあるので、そちらに乗って街並みを眺めながら移動するのも楽しいかと思います。
下の写真がイェラチッチ広場です。
「イェラチッチ広場」(Trg bana Josipa Jelačića)の起源は1641年、この地区に市場が設置されたことにさかのぼります。
市場ができて人の往来が盛んになったことで、次第に広場が形成されていったそうです。
広場は当初はマンドゥシェヴァッツ、次代にはハルミカと呼ばれていましたが、1886年にイェラチッチ総督の騎馬像(写真中央)が設置されイェラチッチ広場と呼ばれるようになりました。
イェラチッチ総督は1848年革命での活躍が有名な軍人です。
丘の上の聖マルコ教会
まずは旧市街の「聖マルコ教会」(Crkva sv. Marka)へ。
聖マルコ教会は、イェラチッチ広場から北西の旧市街の丘の上にある「グラデツ地区」(Gradec)に位置しています。
旧市街の西エリアになります。
グラデツはザグレブのなかでも特に歴史の深い地区で、13世紀ごろから形成されはじめました。
政治・経済上も重要な役目を果たしてきた地区で、現在でもグラデツには国会議事堂や裁判所、市庁舎などの政府機関が集まっています。
ちなみにガイドブックなどにもよく載っている「失恋博物館」(Muzej prekinutih veza)もこのエリアにあります。
聖マルコ教会に到着!
聖マルコ教会は13世紀ごろに建てられたとされていて、ザグレブでも最も古い建物の一つです。
最初はロマネスク様式で建てられましたが、14世紀に火災等でゴシック様式に再建・拡張、19世紀に地震で崩れネオゴシック様式で再建されました。
訪ねた際は工事中で中に入ることはできませんでしたが、国章と市章の入ったかわいらしいタイル屋根を見ることができました。
教会の周辺はおしゃれすぎる街並み。
中世の雰囲気が残るなかに近代・現代の建物が調和していて、ただ歩いているだけでも楽しかったです。
街角では音楽も聞こえてきます。テーマパークに来たようです。
写真スポットの見晴らし台へ!
教会から南東のほうに下ると、旧市街を一望できるビュースポットにたどり着きました。
写真は東側の旧市街・「カプトル地区」の景色になります。ザグレブ大聖堂と家屋がノスタルジックで中世の世界!
南側に目を向けると新市街も一望することができて、一粒で二度おいしかったです。
見晴らし台はグラデツの南東のすみっこにあります。ザグレブに行かれた際はおすすめのスポットです。
ビュースポットのすぐ西のほうには「ロトルシュチャク塔」(Kula Lotrščak)という観光スポットもあります。
有料ですが、そちらからもザグレブの街並みを一望することができます。
建物としても歴史があり13世紀に建てられたものなので、お時間のある方は行かれてみてはいかがでしょうか。
グラデツ地区へのアクセス方法
グラデツ地区へは主に三つの行き方があります。
1.地区東側の「石の門」(Kamenita vrata)を経由して坂を登る
2.南側のビュースポット脇の階段・坂から登る
3.南側のケーブルカー(Zagrebačka uspinjača)を利用する(脇には階段もあります)
ちなみにケーブルカーは1890年開業で、世界最短(66m)のケーブルカーとのことです。
私は行きは石の門から入って、帰りはビュースポット脇にある階段から帰りました。
まとめ
グラデツは雰囲気たっぷりの街並みで良いところでした!
次回は丘の下の旧市街・カプトル地区と新市街のレストラン・カフェについて書きたいと思います。
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