今回の記事は北欧・バルト間の移動手段についての記事になります。
北欧・バルト間の移動手段の選択肢は、飛行機かクルーズ船の二つです。
バルト内やスウェーデン・ノルウェー間は鉄道やバスもありますが、北欧⇔バルト間やフィンランド⇔スウェーデン・ノルウェー間は陸路での移動が現実的ではないので飛行機か船が候補になります。
個人的には飛行機よりもクルーズ船がおすすめです!
飛行機
北欧・バルトは飛行機の便数が多くあり、いずれの国間でも航空路線があります。
時期や時間帯で高くなるケースもありますが、料金は基本的にどの路線も数千円(5千円前後)から1万円強ほどです。
バス移動が便利なエストニア⇔ラトビア間やラトビア⇔リトアニア間を除いては、飛行機が一般的な移動手段になります。
クルーズ船
フィンランド・スウェーデン・エストニアの三カ国間については「タリンク シリヤ ライン」(Tallink & Silja Line)や「バイキングライン」(Viking Line)のクルーズ船が運航しています。
タリンクシリヤラインは公式サイトが日本語対応しているのも大変心強いです。
タリンクシリヤラインの主要な路線の料金・運行情報は下記のとおりです。料金は時期によって多少のブレがありますのでご参考までに💡
料金(€) | 所要時間 | 出発時刻 | 運行間隔 | |
---|---|---|---|---|
ヘルシンキ ⇔ ストックホルム (夜行) | 100€/室 | 17時間 | 17:00 | 1便/日 |
タリン ⇔ ヘルシンキ | 30€/名 | 2時間 | 7:30~22:30 | 3時間 |
タリン ⇒ ヘルシンキ (夜行) | 100€/室 | 7.5時間 | 22:30 | 1便/日 |
タリン ⇒ ストックホルム (夜行) | 100€/室 | 16.5時間 | 18:00 | 1便/日 |
夜行便に関しては客室ごとの料金(2名以上の利用でも料金は同じ)になります。表は最低料金の客室の値段になっていて、グレードが上がると料金も高くなります。
ちなみに日中便のタリン⇔ヘルシンキの30€は1名分の料金です。
また上記に加えてフィンランド自治領のオーランド諸島と各都市を結ぶ路線もあります。
タリンクシリヤラインとバイキングラインはそれぞれ別の会社なので、若干違いがあります。
料金は基本的にバイキングラインのほうが少し安めです。
一方で、タリンクシリヤラインは客室や内装、ショップがより北欧チックになっています。
ターミナルの立地についても違いがあり、バイキングラインのほうがターミナルまでのアクセスが良い場合が多いです。
特に違いが大きいのはストックホルムで、タリンクシリヤラインのターミナルは中心街から離れた位置にあります。
公共交通機関の最寄りのメトロ駅やバス停へは徒歩10~15分ほどの距離があるので不便です。
少し割高ですがターミナルとストックホルム中央駅間の直通バス(8€)が運行しているので、ストックホルム発着のタリンクシリヤラインに乗船する場合はそちらの利用が現実的です。
おすすめポイント①:コスパが良くてお得!
おすすめポイントの一つ目はコストパフォーマンスが良いという点です。
特に夜行便が非常にお得です!
ひと部屋の利用料金が100ユーロ前後からとなっていて、普通にホテルに宿泊するよりもリーズナブルです。
最低料金の客室は9㎡なのでホテルと比べると手狭さも感じるかもしれませんが、移動と宿泊を兼ねて100ユーロというのは非常に魅力的です。
北ヨーロッパ、特に北欧は物価が高めでホテルの料金もお財布に厳しいです。
ハイシーズンの夏ですと、比較的安めなアパートメントやホステルでも2万円以上するケースも珍しくないです。
クルーズ船はシーズンで大きく値段が変わらないのもあって、ハイシーズンの場合は特にホテルと飛行機をそれぞれ取るよりも非常に魅力的になります。
ちなみに日中便のタリン⇔ヘルシンキに関しても、飛行機が1万円前後なのでやはり船のほうがお得です。
おすすめポイント②:ターミナルが中心街の近くで移動が楽
二つ目のポイントとして移動が楽なことが挙げられます。
クルーズ船のターミナルは、いずれの都市でも中心街のすぐ近くにあります。
ターミナルを出るとすぐ市街地なので、ぶらぶらと歩いて散策しながら移動することも可能です。
都市の中心地まではターミナルから車で5~10分程度で着くことができます。
(ただしタリンクシリヤラインのストックホルムの港だけは少し外れた位置にあり中心街までには距離があります)
飛行機の場合ですとタリン以外は空港が市街地から離れているので、鉄道やバスの駅までの移動も含めると空港までの移動に1時間弱ほどは見ておく必要があります。
クルーズ船だと中心街までの移動の手間がほとんど省けるので、その分楽をすることができます。
またクルーズ船はチェックイン時刻に余裕があるのもポイントです。
30分前までに港についてチェックインすればいいので、飛行機よりも自由時間を作りやすいです。搭乗手続き自体もスムーズで、チェックインや荷物検査に時間を取られないのも嬉しかったです。
おすすめポイント③:北欧らしいムーミン客室も!
最後に、タリンクシリヤラインの夜行便にはなんとムーミンをモチーフにした客室もあります!
「ムーミンキャビン」と「ムーミンファミリー」の二種類の客室があります。
画像はムーミンファミリーのものです (公式サイトから拝借しました)。
とてもかわいらしい客室!
ただし料金に関しては、安いほうのムーミンキャビンでも最低料金の客室の約1.5倍ほどします。
ちなみに、ムービンキャビン以外にもフィンランドのブランドの「Marimekko」(マリメッコ)のキャビンのあります。
タリンクシリヤラインはムーミングッズやマリメッコのショップも充実していたので、ショッピングも楽しめました♪
ちなみに船内のマリメッコショップはヘルシンキで見かけたお店の値段より安かったです。船内のショップは免税店なのですが、税金分を除いても市街のお店よりお得でした。
まとめ
フィンランド・スウェーデン・エストニアでの移動には飛行機と船の二つの選択肢があります。
個人的には船がイチオシです!
値段的にお得で移動も楽しむことができます。
北欧・バルト諸国に行かれる際はクルーズ移動の検討をおすすめしたいです!
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